まずは教科書の本文を原稿用紙やノートに書き写すことから始めてください。漢字の練習にもなりますし、文章表現力も身につきます。小説文は登場人物の心情、説明文は要旨を段落ごとに整理しながら読み進めましょう。古文は現代語訳と原文が対照できるものを読み、古文特有の表現に慣れていきましょう。作文は実際に書きながら感覚をつかんでいってください。

　数・式・方程式の計算は確実かつスピーディーに処理できるように毎日繰り返し学習しましょう。その際、必ずノートを使用し、途中の計算を省略せずに書くよう心がけてください。また、関数・図形では、問題文のみでグラフや図形を描く練習をしましょう。設問の内容がより理解できますし、条件の見落としなどのケアレスミスも少なくなるはずです。

　リスニング問題については、普段から耳を慣らしておかなければなりませんから、できればラジオの英会話講座を続けて聞くようにしてください。単語は発音と意味を覚えましょう。つづりは後からで構いません。文法は教科書の基本文の和訳と英訳が正確にできるように練習を重ねてください。余裕があれば、中学生用の英字新聞を読んで読解力をつけましょう。

　まずは教科書で扱われている実験や観察について、自分なりにノートにまとめましょう。次に「学習内容の整理」から、それぞれの実験・観察と結びつく法則を１つ１つ整理してください。それが終わったら「確かめと応用」や市販の問題集などで知識が定着しているかどうか確認しましょう。

　基本的な知識を確実に定着させるためには、市販のものに頼らず自分で教科書の内容を整理しノートにまとめてみることが重要です。そのあとに太字になっている用語を中心に暗記カードを作成し、覚えていってください。そしてある程度知識が定着してきたらできるだけ薄い問題集を用意し、完璧になるまで繰り返しましょう。